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牧師室より 〜説教テーマひとことコラム〜
5/18・19 聖霊降臨祭「弁護者」
牧師 中島和喜
2024年5月12日
「弁護者」というのは「聖霊」の別訳です。意味はそのまま、私たちを弁護してくれる方ということです。私たちだけでは信仰を正しく持つことは出来ないので、聖霊が私たちに信仰を与え支え弁護してくれるというのです。至れり尽くせりですね。
社会的に見れば「甘えるな」と言われそうですが、キリスト教の信仰はむしろ神に甘え続けることと言っても良いかもしれません。けれど、その甘えはすがるとも頼るとも言い変えることが出来るものです。
大人になると段々と頼る者から頼られる者に変わっていく私たちですが、頼れるものなら頼りたいと思うのではないでしょうか。それでも頼ることが何となく許されない気がするのは、一人で立つことが大切だとされる世の中だからなのかもしれません。
そんな中でキリストは「どんとこい」と言って目いっぱい甘えさせてくれるのです。聖霊を送り、何があっても大丈夫だと頼らせてくれるのです。それがいかに私たちの助けになることか。頼れる方がいる。それだけで私たちの心は随分と助けられるのです。
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