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牧師室より 〜説教テーマひとことコラム〜
4/20・21 復活節第4主日「羊飼い」
牧師 中島和喜
2024年4月14日
羊という生き物について、皆さんはどれだけご存じでしょうか。羊というのは、視力が弱く力も弱く臆病なため、集団で生活をする生き物です。 そのため自然界での生存競争で生き残るのは難しい生物と言って良いでしょう。だからこそ、人が飼育するのには適しているため昔から羊を守るための「羊飼い」というものが仕事として成り立っていたのです。
聖書では人間がそのような羊にたとえられることが多くあります。それはすなわち、人もまた弱い生き物であるということです。羊のような弱さというわけではありませんが、私たちもまた一人では何も出来ない、小さく弱い存在です。
そのことを受け止めることは、意外と自己評価を高くしがちな私たちにとってプライドが邪魔をするかもしれませんが、案外に悪くないものです。弱いということを見つめるというよりは、「弱くても良い」を受け止めることが私たちの心をホッとさせてくれるのです。少しばかり、肩の力を抜いて生きていきましょう。
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