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牧師室より 〜説教テーマひとことコラム〜
4/5・6 四旬節第5主日「葬る」
牧師 中島和喜
2025年3月30日
教会ではよく、「隣人を愛しましょう」と語られます。しかしそれはルールではありません。隣人を愛せるほどに愛に満ちた人になりましょうという勧めです。つまり、まずあなたの心が満たされていることが大切なのです。
私たちは自分の心が満たされた状況を望むことを軽視してしまいます。「わがままに思われる」「自分のことはどうにかなる」そう言っては自分が満たされることを後回しにしてしまう。そ れは一見すると謙虚に見えるので、そうあれる自分を誇らしく思うでしょう。
けれど、自分の心を後回しにすると、段々と疲れてきます。自分の心が荒むと愛するなんてとてもじゃないけれど出来なくなってきます。
だから、あなたが愛に満たされることはとても重要なのです。それは好き放題に生きるという事ではありません。愛されているということによって心が満たされるようになる、そのような心を育むことが大切なのです。
あなたを愛する神がおられます。いつだって、あなたを愛していると語ってくれています。だから、その愛を受け取りましょう。そのことによって初めて、愛に満たされて、隣人を愛することができるのです。全ての人を愛することが出来る、それが最も豊かな生き方であると私は思っています。
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